クラフトビールとは

クラフトビールという言葉をよく聞くようになりましたが、クラフトビールとは、ビール職人さんが昔ながらの製法で小規模に作られるビールのことと言われています。ただ、最近では日本では大手のビールメーカーでもクラフトビールといって製造・販売しているので、小規模というのはしっくりこないように思います。クラフトを英語の辞書で調べると「手作業で作ること」、「専門技能職」、「工芸品」、「技術」、「技能」とでてきますので、クラフトビールは「手作りビール」、「職人技ビール」、「プロフェッショナルなビール」といったところでしょうか。
 日本では1994年に酒税法の改正がありました。それまではビールの製造免許取得には年間最低2000キロリットルを製造しなければならず、2000キロリットルだと、月に167キロリットル、1日に5.6キロリットル(500cc缶で約11130本)となり、これでは大手メーカしか作れないですね。それが、法改正により、年間60キロリットルに変更になり、約30分の1になりました。これにより、大手メーカ以外の小規模なところでもビールを作ることが可能になり、日本各地で「地酒」のネーミングにあやかって「地ビール」が作られるようになったのです。この地ビールが味を追及し、プロフェッショナルで個性豊かな「クラフトビール」へと育っていったのだと思います。なお、帝国データバンクの調査によると2018年時点で日本にはクラフトビール・メーカーが141社あるそうです。日本のクラフトビールは以下「日本のクラフトビール」で紹介してますので、ぜひ以下も見てください。

 

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