Landgang醸造所-ハンブルク発、ドイツのクラフトビールに革命を
― Landgang Brauerei(ランドガング醸造所)|自由なビールの港から
ドイツ・ハンブルクは、古くから港町として栄え、ビール醸造の伝統も千年以上の歴史を誇ります。しかし、1516年の「ビール純粋令(Reinheitsgebot)」により、ビールは水・麦芽・ホップ・酵母のみに限定。
結果として、ドイツ国内では長らくピルスナーやラガーなどの保守的なスタイルが主流となり、アメリカやベルギーのような多様なクラフトビール文化が広まりにくい土壌が続いてきました。
そんなドイツで近年注目を集めているのが、ハンブルクで2014年に創業した**Landgang Brauerei(ランドガング醸造所)**です。
保守的なドイツのビール文化に風穴を開ける存在として、イノベーションと遊び心をもったクラフトビール造りを行っています。
🍺 Landgang醸造所とは?
設立:2014年
創業者:ラース・グロースクルト(Lars Grosskurth)
現ヘッドブルワー:サーシャ・ブルンズ(Sascha Bruns)
拠点:ハンブルク・アルトナ地区
彼らの理念は「ドイツにも自由で個性あるクラフトビール文化を根付かせたい」。
その思いのもと、Landgangはビール純粋令の精神を守りながらも、
現代的で創造性あふれる味わいを追求しています。
🍻 主なビールラインナップ
⭐ Landgang PILS
Landgang Brauerei PILS
(1)スタイル
ジャーマンピルスナー
(2)特徴
キレのある苦味とクリアなのどごし。伝統を重んじつつも、ホップの香りをしっかり感じられる“新世代のピルスナー”。
(3)おすすめ
魚のグリル、サラダ、シュニッツェル
🍯 Landgang HELLES(Helles Vollbier)
(1)スタイル
バイエルンスタイル・ヘレス
(2)特徴
モルトの甘みと優しい炭酸感が特徴。まろやかで飲みやすく、食中酒にもぴったりのライトラガー。
🌶️ CABRON(カブロン)
(1)スタイル
メキシカンラガー
(2)特徴
軽やかな飲み口に、ほんのりトウモロコシ感。暑い日やスパイシーな料理と抜群の相性。名前のインパクトも強烈!
🍋 ALSTERWASSER(アルスターヴァッサー)
(1)スタイル
ラドラー(ピルス+レモネード)
(2)特徴
ビールとレモネードをブレンドした、ハンブルク名物のスタイル。甘さと爽やかさが心地よく、アルコール度数も低めで飲みやすい。
(3)由来
アルスター湖(ハンブルク中心部)にちなんだ地元スタイル。
🍻 テイスティング&ツアー体験
Landgangでは週末にブルワリーツアーやテイスティングイベントも開催されています。
・醸造設備の見学
・製造過程の説明(英語・ドイツ語)
・タップルームでの試飲タイム
実際に現地で飲むビールは格別!
ハンブルクを訪れたら、クラフトビールカルチャーの“今”を感じる場所としてぜひ訪れてみたいスポットです。
🧭 醸造所のロケーションと訪問情報
場所:ハンブルク・アルトナ地区(Altona)
アクセス:ハンブルク中央駅からSバーン(都市鉄道)で約15分
設備:タップルーム併設、フードトラックやイベントスペースもあり
🔗 関連リンク・参考記事
👉Landgang Brauerei – ハンブルクの名物ビールの紹介
👉ハンブルクのクラフトビール:最高の醸造所、タップルーム、クラフトビールバー-マン対グローブ
✨ まとめ:伝統に挑むハンブルクの革新派ブルワリー
Landgang Brauereiは、「ドイツビール=伝統的で堅苦しい」という固定観念を覆す存在です。
ピルスナーやラドラーといったおなじみのスタイルに、現代的な香りやアプローチを取り入れた味作りは、ビール初心者から上級者まで楽しませてくれる奥深さがあります。
