ピルスナーウルケル -ピルスナーの原点、チェコが生んだ世界初の黄金ビールを味わう
今では当たり前となった「透明で黄金色のビール」。そのスタイルの原点となったのが、**チェコ・ピルゼンで生まれたピルスナーウルケル(Pilsner Urquell)**です。
1842年に世界で初めて造られた淡色の下面発酵ビールは、瞬く間にヨーロッパ中に広まり、今日飲まれているビールの大多数に影響を与えた“ビール界のレジェンド”。
今回はそんな**歴史ある1本「ピルスナーウルケル」**を実際に飲んだレビューをもとに、その魅力を深掘りしていきます。
1.外観|透明感のある少し濃い色の黄金色
グラスに注いだ瞬間、目を奪われるのが透明感のある少し濃い色のゴールド。この美しさこそ、ピルスナーの原点たる所以。泡は白くきめ細かく、軽やかで上品な印象を与えます。
視覚だけでも飲む前から期待が高まり、「本物のクラシックビール」を感じさせてくれます。
2.香りと味わい|上品なホップの香りと、モルトのまろやかさが融合
香り
ピルスナーウルケルに使われているのは、チェコ・ザーツ産のアロマホップ。これにより、ふんわりと香るハーブのような優しい香りと、かすかなスパイシーさが感じられます。
華やかではなく、控えめで上品。これが逆に「本物らしさ」を引き立てます。
味わい
最初に感じるのは、麦芽の自然な甘みとコク、その後、ザーツホップによる心地よい苦味が広がり、飲み込むとスッとキレていく
軽やかな飲み口でありながら、味の層が厚く、「何気なく飲んでも奥行きがある」――まさにピルスナーの完成形といえる味です。
3.おすすめの飲み方
🍻飲み頃温度:6〜8℃
→冷やしすぎると香りが閉じてしまうため、やや高めの温度がベスト。
🍻グラス:ピルスナーグラスまたはチューリップ型グラスで
→黄金色の美しさと泡の立ち具合がしっかり映えます。
🍻おすすめペアリング料理:白身魚のソテー、鶏の塩焼き、天ぷらなどの淡白な和食
ハム、ソーセージ、ジャーマンポテトなどのチェコ・ドイツ系料理
塩味のきいたスナック類、ナッツ、チーズにも合います
「香りとコクを楽しみたいが、軽やかに飲みたい」というときにぴったりな食中ビールだと思います。
4.おすすめしたい人
以下のような人におすすめしたいです。
・ビールは苦手と思っているが、フルーティすぎない軽快さを求めている人
・普段はラガービールを飲んでいるけれど、“本物のピルスナー”を体験してみたい人
・ビールの歴史や文化に興味がある、こだわり派のクラフトビール好き
・軽快なのに深みがある味わいを、ゆったりと味わいたい人
ピルスナーウルケルは、ただの“爽快系”ではなく、「飲みやすさ」と「個性」の絶妙なバランスを持ったビール。クラフトビール入門にも最適です。
5.原材料等
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:4.4%
生産:プルゼニュスキープラズドロイ社
6.どこで買えるか?
私は近くの百貨店のお酒コーナーで購入しました。以下通販でも購入できます。
![]() | アサヒ ピルスナーウルケル 330ml 缶 24本 1ケース【送料無料(一部地域除く)】 アサヒビール 価格:6170円 |
7.まとめ|ピルスナーウルケルは「すべてのビールの始まり」
ピルスナーウルケルは、ただの一銘柄ではありません。
これは**“透明で黄金色のビール”というスタイルそのものを作り出した元祖**であり、今もなおその品質と味わいを守り続ける偉大なビールです。
歴史、技術、味わいのすべてが詰まったこの1本。まだ飲んだことがない方は、ぜひ一度、グラスに注いで味わってみてください。「ビールの世界観が変わる」――そんな一杯になるかもしれません。
