東北クラフトビール特集|自然と伝統が育むおすすめ銘柄5選
クラフトビール人気が全国に広がる中、今特に注目を集めているのが 東北地方のクラフトビール だと思います。豊かな自然と清らかな水、そして地域の食文化を背景に、個性的なビールが次々と生まれています。
今回は東北各県から選りすぐりの5本をご紹介。外観や香り、味わいを丁寧に解説しながら、旅行やお取り寄せでぜひ味わってほしい銘柄をまとめました。
1. 月山クラフトビール(山形県)|月山アルトビール
山形県西川町の自然豊かな環境で醸造される「月山クラフトビール」。代表銘柄の 月山アルトビール は、琥珀色の美しい外観と香ばしいモルトの風味が魅力です。
口に含むと、カラメルモルトの甘みが広がり、ほどよい苦味が後味を引き締めます。山形・月山の天然水を使用しているため、全体的にクリーンで飲みやすい仕上がりです。
▶おすすめ料理:煮込み料理、ソーセージ、ゴーダチーズ
▶飲み頃温度:7〜10℃
2. ペアレン醸造所(青森県)|THE DAY TG ピルスナー
青森県弘前市にある「Be Easy Brewing」が立ち上げた新ブランド ペアレン醸造所。その代表作「THE DAY TG ピルスナー」は、すっきりとした飲み口と洗練された苦味が特徴の一本です。
ピルスナーならではの爽快感に加え、ホップの香りが軽やかに広がり、飲み飽きない味わい。クラフトビール初心者にもおすすめできる透明感のある仕上がりで、青森の新たなクラフトビール文化を牽引しています。
▶おすすめ料理:唐揚げ、ピザ、枝豆
▶飲み頃温度:5〜7℃
3. 仙南クラフトビール(宮城県)|ヴァイツェン
宮城県角田市の「仙南クラフトビール」は、ドイツ伝統の製法を継承して本格的なビールを造り続けています。特に人気の高い ヴァイツェン は、小麦由来の柔らかな甘みとフルーティーな香りが魅力です。
グラスに注げば、バナナやクローブを思わせる香りが立ち上り、口当たりは非常にまろやか。苦味が穏やかなので、ビールが苦手な方や女性にも好まれる一本です。
▶おすすめ料理:ソーセージ、グリーンサラダ、天ぷら
▶飲み頃温度:6〜8℃
4. 秋田あくらビール(秋田県)|なまはげIPA
秋田市で醸造される「秋田あくらビール」は、IPAを中心に個性豊かなラインナップを展開しています。代表的な銘柄のひとつが なまはげIPA。
トロピカルフルーツや柑橘を思わせるホップの香りが鮮烈で、しっかりとした苦味が口の中に広がります。後味はキレがあり、IPAファンを唸らせる本格的な仕上がり。秋田の地から生まれた“挑戦的なIPA”です。
▶おすすめ料理:スパイシー料理、カレー、バーベキュー
▶飲み頃温度:7〜9℃
5. 上閉伊酒造(岩手県)|ZUMONA ヴァイツェン
岩手県遠野市で日本酒とともにビール醸造も行っている「上閉伊酒造」。ブランド名 ZUMONA(ズモナ) は方言の「〜するものだ」から取られており、地元に根ざしたブルワリーとして親しまれています。
中でも「ZUMONA ヴァイツェン」は、やわらかな泡立ちと小麦の優しい風味が特徴。バナナのようなフルーティーな香りが広がり、飲み心地は非常にスムーズです。岩手・遠野のホップの名産地らしさを感じられる一本です。
▶おすすめ料理:白身魚のムニエル、ソーセージ、シーザーサラダ
▶飲み頃温度:6〜8℃
6.東北クラフトビールの魅力まとめ
東北地方のクラフトビールは、自然の恵みを活かした透明感と、各地の個性が光る味わい が特徴です。
・山形の月山天然水で仕込む芳醇なアルト
・青森の新鋭ブルワリーによる爽快ピルスナー
・宮城の伝統を受け継ぐ本格ヴァイツェン
・秋田のインパクト抜群なIPA
・岩手・遠野の自然が香るフルーティーなヴァイツェン
どの一本も、現地の自然や文化を反映した個性的な味わいを楽しめます。旅行先での一杯はもちろん、お取り寄せで自宅にいながら東北の風土を感じるのもおすすめです。
クラフトビール初心者にも、愛好家にも、東北のクラフトビールは新たな発見をもたらしてくれるはず。ぜひお気に入りの一本を見つけてみてください。
