【レビュー】タイガービール(Tiger Beer)―シンガポールを代表する爽快ラガーの魅力
東南アジアのビールといえば、まず思い浮かぶのがシンガポール発の「タイガービール(Tiger Beer)」です。
1932年の誕生以来、世界60か国以上で愛され続けるこのビールは、熱帯の気候にぴったりな軽快な喉ごしと上品なキレが特徴。今回は実際に飲んで感じた外観や香り、味わいを詳しくレビューし、どんなシーンにおすすめかもご紹介します。

1.外観
グラスに注いでまず目を引くのは、透き通るような黄金色。
光にかざすと輝くようなクリアな色合いで、いかにも「ラガービールの王道」といった印象です。泡立ちは控えめで、きめ細やかな白い泡がうっすらと層を作り、すっきりとした見た目。
全体的に清涼感があり、南国の暑さを忘れさせてくれるような爽やかさがグラス越しに伝わってきます。
2.香りと味わい
香りを確かめると、モルトの穏やかな甘みとホップの軽やかな苦みがバランスよく立ち上がります。
主張は控えめですが、ほんのりと麦芽の香ばしさと、トロピカルなニュアンスを感じるのが特徴です。シンガポールの熱帯気候に合わせて造られたため、重すぎず、すっきりと飲めるよう設計されています。
口に含むとまず感じるのは、軽快な炭酸の刺激とともに広がる麦の甘み。中盤にはホップの苦みがスッと現れ、後味は非常にクリーンです。苦味の余韻は短く、飲み終えた後も重さを感じません。
ラガービール特有のすっきりとした喉ごしと、軽快でバランスの取れた味わいが印象的です。
冷やしすぎず、5〜7℃程度の温度で飲むと、モルトの旨みがより感じられ、香りのバランスも良くなります。日本のビールと比較するとやや軽めですが、その分ゴクゴクと飲める「日常に寄り添うビール」といえるでしょう。

3.おすすめの飲み方
タイガービールは、暑い日に冷蔵庫でしっかり冷やしてから飲むのがおすすめ。
グラスに注ぐ際は勢いよく注ぎすぎず、細めのグラスやチューリップ型グラスで香りを逃がさず楽しむのも◎。
シンガポールでは屋外のホーカーズ(屋台街)でチリクラブやサテー(焼き串)などスパイシーな料理と一緒に飲まれることが多く、まさに“食事と一緒に楽しむビール”です。
日本では中華料理やエスニック料理との相性が抜群。特に、香辛料を使ったタイ料理、四川麻婆豆腐、焼き鳥のタレ味などとも好相性。辛味やコクのある料理を軽やかにリセットしてくれます。
4.おすすめしたい人
・軽くて飲みやすいビールを探している方
・苦味が強すぎないラガーが好みの方
・東南アジアのビールを初めて試してみたい方
・スパイシー料理や夏のアウトドアで楽しみたい方
タイガービールは、ビール初心者にも親しみやすく、飲み飽きしないバランスの良さが魅力。普段は日本のラガー(アサヒスーパードライやキリンラガーなど)を好む方にもおすすめです。
「海外ビール=クセがある」と思っている方でも、このビールなら抵抗なく楽しめるはずです。
5.原材料等
原材料:麦芽、ホップ、糖類
アルコール分:5.0%
生産:アジア・パシフィック・ブリュワリーズ社
6.どこで買えるか?
私はやまやで購入しました。通販ですと以下で購入できます。
楽天市場:タイガービール6本セット
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アマゾン:タイガービール6本セット
7.まとめ
シンガポールの国民的ビール「タイガービール」は、世界中で愛される理由が一口飲めばわかる、完成度の高いラガーです。
南国らしい軽やかさと爽快感、そして食事と合わせやすい万能さ。どんなシーンにも寄り添うオールラウンダーなビールです。
・鮮やかな黄金色とクリアな泡立ち
・モルトの優しい甘みと軽快な苦味のバランス
・スパイシー料理や屋外での一杯に最適
・初心者にも飲みやすいすっきり系ラガー
日本の食卓にも自然に溶け込むその味わいは、「世界のビールをもっと身近にしてくれる1本」と言っても過言ではありません。
暑い日に冷たく冷やして、ぜひその爽快な一杯を楽しんでみてください。
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