【レビュー】京都醸造「秋の気まぐれ 2025」-深まる季節に寄り添う“琥珀色のレッドIPA”

秋が深まると、濃密なモルト香やコクのあるビールに手が伸びる──そんな気分の変化を見事に形にしたのが、京都醸造の季節限定シリーズ「気まぐれ」から登場した 秋の気まぐれ 2025(Red IPA) です。

 

京都醸造といえば、ベルジャン酵母の使い方やバランスの取れたレシピに定評のある人気ブルワリー。今回の「秋の気まぐれ」は、秋の空気感に合わせてモルトとホップの響きを丁寧にまとめた、まさに“季節のIPA”。
琥珀色に輝く一杯は、香り・味わい・飲み心地のどれもが秋らしく、クラフトビール好きならぜひ体験してほしい一本に仕上がっています。

 

この記事では、実際に飲んだ感想をもとに外観、香りと味わい、おすすめの飲み方、どんな人におすすめか、まとめの5つの視点で詳しくレビューします。

 

 

1.外観 ― 琥珀色の深みとクリーミーな泡が秋を連想させる
グラスに注いだ瞬間、まず目を奪われるのがその美しい レッドアンバーの色合い。
光を通すと赤みが強く、まるで夕暮れの空のようにしっとりとした温かさを感じさせます。

 

泡立ちはきめ細かく、濃いめのベージュの泡がしっかり層を作り、IPAらしい存在感。泡持ちもよく、ビール全体の香りを長くキープしてくれるのもポイントです。

 

秋らしい落ち着きと深みを見た目から感じさせ、飲む前から期待値が自然と高まります。

 

 

2.香りと味わい ― モルトのコクとホップの苦味が絶妙に調和
● まず広がるのは、モルトの芳ばしい甘さ
香りを取ると、ほんのりカラメルのニュアンスや焼きたてパンのような香ばしさが漂います。
レッドIPAならではの リッチなモルトアロマ が心地よく、秋らしい豊潤感がしっかり出ています。

 

● 後からくるアメリカンホップの松や柑橘の香り
説明ラベルにもある「クラシックなアメリカンホップ」のキャラクターが明確で、松・シトラス・ほのかなトロピカル感がバランス良く重なり合い、香りに複層的な奥行きを与えています。

 

● 口に含むと…まずはまろやかなモルト
ひと口目の印象は、モルトの旨味がしっかりと感じられる「秋のIPA」。
キャラメルのような甘み、ロースト感、そして柔らかなコク。ぱりっとした苦味だけではなく、モルトが土台を支えている印象です。

 

● その後ゆっくりと、ホップの苦味がキレていく
フィニッシュはIPAらしいキレのある苦味。
甘さを押し流しつつも、強すぎない絶妙なバランスで、飲んだ後に心地よい余韻を残します。

 

「モルトの深み × ホップの苦味」
この調和こそ、京都醸造の醸造センスが光るポイント。
重すぎず、軽すぎず、秋にぴったりの飲み応えを楽しめます。

 

3.おすすめの飲み方 ― 少し冷やしすぎず、10〜12℃でゆったりと
缶の裏にも「10℃要冷蔵」と記載がある通り、少し温度を上げると香りがぐっと開きます。

 

◎ おすすめ温度:10〜12℃
・冷蔵庫(4〜5℃)から出して 5〜10分 置く
・香りが開き、モルトとホップのバランスが増す

 

IPAですが苦味だけを楽しむタイプではないので、冷たすぎるとモルトの深みが消えてしまい、もったいないビールです。

 

◎ グラスは足つきのチューリップグラスがベスト
香りを溜め込める形状のグラスだと、このビールの魅力がより引き立ちます。

 

◎ ペアリングのおすすめ
・ローストチキン
・ミートパイ
・きのこのバターソテー
・秋刀魚の塩焼き
・カマンベールチーズ

 

秋らしい料理と相性抜群。特にロースト系の肉料理とは驚くほど調和します。

 

4.おすすめしたい人 ― 秋の深みを楽しみたいビール好きへ
● IPAが好きだが、苦味だけでは物足りない人
しっかりした苦味がありつつ、モルトの旨味も楽しめる理想的なレッドIPAです。

 

● 季節感を大切にしたい人
見た目・香り・味わい、すべてに秋らしさが感じられます。

 

● 京都醸造ファン
季節限定シリーズ「気まぐれ」は毎回完成度が高く、ファンなら絶対に押さえたい一本。

 

● スタウトやアンバーが好きでIPAにも挑戦したい人
濃色モルトの魅力とIPAの爽快な苦味の“いいとこどり”。入門としても最適です。

 

5.原材料等
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分:6.0%
生産:京都醸造株式会社

 

6.どこで買えるか?
私は成城石井で購入しました。スーパーや酒屋では見かけないです。通販だと以下で購入できます。
楽天市場:秋のきまぐれ

 

7.まとめ ― 秋の夜にゆっくり味わいたい、成熟したレッドIPA
京都醸造の「秋の気まぐれ 2025」は、
秋の空気感・季節感を丁寧に閉じ込めた完成度の高いレッドIPA。

 

・琥珀色に輝く美しい外観
・モルトの甘みとホップの苦味が調和した豊かな味わい
・10〜12℃で香りが開く、ゆったり楽しむビール
・秋の料理にも合わせやすい万能ペアリング性能

 

見た目も味わいも“秋らしさ”が際立つ一本で、季節限定ビールとして非常に魅力的です。

 

「今日の気分に寄り添うビールが飲みたい」という日にこそ選びたい、京都醸造らしい繊細な仕事を感じる秋限定のIPA。クラフトビール好きなら、ぜひ一度試してみてください。

 

8.関連記事
今回は秋の気まぐれをレビューしました。京都醸造の他のクラフトビールは以前、以下もレビューしてます。どうぞご覧下さい。

 

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