ビール愛好家の方におすすめ厳選シュヴァルツ~黒の気品と軽やかさを併せ持つ“究極の黒ビール”~
黒ビールと聞くと「重い」「苦い」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかしドイツ発祥の黒ラガー “シュヴァルツ(Schwarzbier)” は違います。
シュヴァルツは、見た目こそ漆黒ながら、口当たりは驚くほど軽やか。
ほのかなロースト香とキレのある飲み口を併せ持ち、まさに“黒ビールの完成形”と言えるスタイルです。
この記事では、ビール愛好家の間で人気の高い厳選シュヴァルツ5選を紹介し、その魅力、飲み方、食事との相性まで詳しくご紹介します。
1.シュヴァルツとは?
ドイツ伝統の黒ラガーで、色が濃いにも関わらず非常に飲みやすいのが特徴。
焙煎したモルトにより
・カカオ
・コーヒー
・トースト
のような香ばしさがあり、後味は驚くほどスッキリ。
黒ビール初心者にも飲みやすい“黒の入門” として世界で愛されています。
2.🍺 厳選シュヴァルツ5選
(1)ベアレン シュバルツ(岩手)

日本のシュヴァルツと言えば、まずこの一杯。
ドイツ仕込みの伝統製法を守るベアレン醸造所が造る本格派です。
▶ 特徴
・ほのかなカカオ香
・軽いロースト感
・すっきりとした後味
黒ビールの香ばしさを残しつつ、ラガーならではのキレも楽しめる絶妙なバランスが魅力。食事と合わせやすく、一年中活躍する万能ビールです。
アルコール度数:5.5%
おすすめ温度:8〜12℃
ペアリング:ソーセージ、ポークステーキ、焼きナス
(2)ケストリッツァー シュヴァルツビール(ドイツ)
本場ドイツの王道シュヴァルツ。
ヨーロッパでは“黒ビールの女王”と呼ばれています。
▶ 特徴
・香ばしくも軽やか
・ほのかな甘み
・クリアで柔らかい飲み口
ゲーテが愛したビールとしても知られ、歴史と伝統に裏打ちされた味わいは一級品。
黒ビール初心者にも非常におすすめです。
アルコール度数:4.8%
おすすめ温度:7〜9℃
ペアリング:ローストポーク、ソーセージ、プレッツェル

世界的コンペでも受賞歴多数の実力派ブルワリー。
シュヴァルツにヴァイツェン酵母を合わせた“珍しい”黒小麦ビールです。
▶ 特徴
・クローブやバナナの香り
・ローストの軽い苦味
・柔らかなボディ
黒ビールの香ばしさと、ヴァイツェンのフルーティーさを同時に楽しめる唯一無二の味わい。黒ビールファンにも新鮮な驚きを与えてくれます。
アルコール度数:5.0%
おすすめ温度:8〜10℃
ペアリング:チーズ、ソーセージ、グリル野菜
(4)サッポロ エビス プレミアムブラック(日本)

コンビニでも手軽に買える“本格黒”として人気。
シュヴァルツとスタウトの中間のような、上品で滑らかな口当たりが特徴です。
▶ 特徴
・焦がしキャラメルの香り
・コク深いが重すぎない
・泡がクリーミーで美しい
黒ビールが苦手という人にも好まれる、非常にバランスの良い実力派。
アルコール度数:5%
おすすめ温度:9〜11℃
ペアリング:ハンバーグ、照り焼きチキン、チョコレート

独歩のシュヴァルツはドイツの伝統を重んじながらも、日本らしい丁寧な造りと想いが詰まったクラフトビールです。香ばしさとまろやかさが調和したとても味わい深く美味しいビールです。
▶ 特徴
・ローストの香ばしさ
・まろやかな味わい
・口当たりは重すぎずスッと引いていきます
非熱処理で酵母入りのため、発酵由来の旨みがあり、フルーティさもありとても美味しいビールです。
アルコール度数:5%
おすすめ温度:10〜12℃
ペアリング:ソーセージ、ピザ、スモークナッツ
3.シュヴァルツをもっと楽しむポイント
◆(1)温度は“冷やしすぎない”
黒ビール=冷たい方が良いと思われがちですが、
香りを感じるためには 8〜10℃ が最適。
冷やしすぎるとロースト香が閉じてしまうため注意。
◆(2)グラスで香りを開かせる
・パイント
・ゴブレット
・チューリップ型
香りを逃がさず、炭酸を穏やかに保つ形が最適です。
◆(3)焚き火・キャンプとの相性抜群
シュヴァルツの香ばしさと、焚き火の煙の香りは最高の組み合わせ。
秋・冬のアウトドアにもピッタリです。
4.🍻 まとめ:黒ビールの“軽やかな魅力”を味わおう
シュヴァルツは、見た目の黒さからは想像できないほど軽快で飲みやすいビアスタイル。
ロースト香、ほのかな甘み、クリアな後味——
その上品なバランスは、ビール愛好家にこそ飲んでほしい魅力があります。
今回紹介した5本は、いずれも
「黒ビールの本当のおいしさ」
を教えてくれる名作たち。
次の一杯に、ぜひシュヴァルツを選んでみてください。
黒の世界が、きっとあなたを魅了するはずです。
🍺 Prost!(乾杯!)
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